あたみ国保特定健診の結果から自分の体を知ろう


ページ番号1001070  更新日 令和2年4月17日


検査の特徴や数値の基準について

※自覚症状がなくても、検査数値に改善が必要な場合は、早期に専門職(医師・看護 師・保健師・栄養士など)に相談しましょう。

※既に高血圧、糖尿病、心臓病、肝臓病で定期的に受診し服薬・検査を受けている方は、下記とは基準が異なります。自己管理するための目標検査数値を医師に確認し、病気を進行させないよう維持しましょう。

※下記の健診結果の基準は静岡県国民健康保険連合会「特定健診判定基準」より引用

健診結果を比較しよう

(1)BMI

肥満になると糖尿病、心臓病、脳血管疾患などを起こしやすくなります。
算出方法:体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)

BMIが18.5未満は低体重。BMI25以上は肥満。

BMI基準
         BMI
やせ    〜18.4
ふつう 18.5〜24.9
肥満   25.0〜

(2)腹囲

おへそ周りを計ります。

BMIと同様、内臓脂肪の蓄積の目安となります。

腹囲の基準

性別 基準
男性 〜84.9センチ
女性 〜89.9センチ

(3)血圧測定

収縮期血圧(上)は心臓から血液が送り出されるときの血圧。
拡張期血圧(下)は心臓に血液が戻る時の血圧です。
血圧高値が持続すると、血管に負担がかかり、動脈硬化が進みます。

血圧の基準
収縮期血圧(上)
 〜129  基準値
130〜139 生活習慣の改善が必要です
 140〜  生活習慣の改善及び医師との相談が必要です

拡張期血圧(下)
  〜84  基準値
 85〜89 生活習慣の改善が必要です
  90〜  生活習慣の改善及び医師との相談が必要です
 

(4)脂質検査

中性脂肪

中性脂肪は主に体を動かすエネルギーとして利用され、余りは脂肪として体内に蓄積されます。
動脈硬化を進めます。飲酒・過剰な食事、間食などによって上昇します。

中性脂肪基準
中性脂肪
 〜149   基準値
150〜299 生活習慣の改善が必要です
  300〜 生活習慣の改善及び医師との相談が必要です

HDLコレステロール

善玉コレステロールとも言われます。血管に付着した悪玉コレステロールを肝臓に運びます。
動脈硬化を予防します。喫煙、肥満、運動不足はHDLを減少させます。

HDL基準
HDLコレステロール
 40〜 基準値
〜39  生活習慣の改善が必要です

LDLコレステロール

悪玉コレステロールとも言われます。過剰になると血管の内壁に付着し動脈硬化を進行させます。
さらに血管をふさいで血流を遮断し、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞を引き起こします。
高脂肪食品の過剰摂取が主な原因です。

LDL基準
LDLコレステロール
 〜119   基準値
129〜139 生活習慣の改善が必要です
 140〜   生活習慣の改善及び医師との相談が必要です
 

(5)肝機能検査

AST(GOT)、ALT(GTP)

ASTは肝臓、脳、心筋の他骨格筋に多く、この値が高い場合、心臓や筋肉などの障害を疑います。
ASTは肝細胞に多く含まれ、この値が高い場合、肝臓の障害が疑われます。
AST・ALTを比較し肝臓病の早期発見の手がかりとなります。

AST ALT基準
AST(GOT)
 〜30  基準値
31〜50 生活習慣の改善が必要です
 51〜  生活習慣の改善及び医師との相談が必要です

ALT(GTP)
 〜30  基準値
31〜50 生活習慣の改善が必要です
 51〜  生活習慣の改善及び医師との相談が必要です
 

γ-GTP

肝臓に多く含まれます。
肝臓や胆道に障害があると血中に出てきます。
AST、ALTと同様、肝臓障害の早期発見の手がかりとなります。
特にアルコール常飲者はこの値が上昇します。

γーGTP基準
γ-GTP
 〜50  基準値
51〜100 生活習慣の改善が必要です
 101〜  生活習慣の改善及び医師との相談が必要です。
 

※広報あたみ7月号5ページにおいて、「γ-GPT」と記載されていますが、正しくは「γ-GTP」です。大変申し訳ありません。

(6)糖尿病検査

血糖値(空腹時)

血液中のブドウ糖のことを血糖といいます。血糖値が上がるとすい臓からインスリンというホルモンが分泌さ れ、血糖値を下げます。
インスリンが不足したり作用が弱いと血糖値は下がらず高血糖となります。糖尿病の診断に使われます。

血糖値基準
血糖値
 〜99   基準値
100〜125 生活習慣の改善が必要です
 126〜  生活習慣の改善及び医師との相談が必要です
 

HbA1c

過去1〜2月間の血糖の状態を調べることができます。
変動しやすい血糖に比べHbA1cはほとんど影響を受けません。
糖尿病の診断や糖尿病のコントロールの目安として使われています。

HbA1c基準
Hba1c
 〜5.5  基準値
5.6〜6.4 生活習慣の改善が必要です
 6.5〜  生活習慣の改善及び医師との相談が必要です
 

(7)貧血検査

赤血球数

赤血球は肺で受け取った酸素を全身に運び、体内で発生した二酸化炭素を回収して
肺に放出する「ガス交換」をおこなっています。
赤血球数とは、静脈を流れる血液、1立方ミリメートル中の数をいいます。

赤血球基準
男性
 420〜  基準値
400〜419 生活習慣の改善が必要です
 〜399  生活習慣の改善及び医師との相談が必要です

女性
 380〜  基準値
350〜379 生活習慣の改善が必要です
 〜349  生活習慣の改善及び医師との相談が必要です

ヘモグロビン(血色素)

赤血球に含まれるヘムタンパク質で、酸素の運搬役を果たしています。
赤血球が酸素を運べるのは、ヘムの主成分である「ヘム鉄」が酸素と結びつくからで、血液が酸素を運ぶ力は血色素(ヘモグロビン)の量と比例します。

ヘモグロビン基準
男性
13.1〜17.9   基準値
12.1〜13.0   生活習慣の改善が必要です
〜12.0(18.0〜)生活習慣の改善及び医師との相談が必要です

女性
12.1〜15.9   基準値
11.1〜12.0   生活習慣の改善が必要です
〜11.0(16.0〜)生活習慣の改善及び医師との相談が必要です
 

ヘマトクリット

血液全体に占める赤血球の割合(容積率)をヘマトクリットといいます。
血液を遠心分離器にかけて個形成分と血漿に分け、固形成分の割合を測定します。

ヘマトクリット基準
男性
 39.0〜   基準値
33.0〜38.9 生活習慣の改善が必要です
 〜32.9   生活習慣の改善及び医師との相談が必要です

女性
 36.0〜   基準値
30.0〜35.9 生活習慣の改善が必要です
 〜29.9   生活習慣の改善及び医師との相談が必要です
 

(8)腎機能検査

尿糖

血液中の血糖が1デシリットルあたり170ミリグラムを超えると尿中に糖がもれ出てきます。
糖尿病の進行を判断する目安になります。

尿タンパク

蛋白は通常尿にはでてきません。
腎臓に障害があると、尿にタンパクがでてきます。腎臓病の早期発見の目安になります。

尿唐・尿タンパク基準
尿糖
 ー、±     基準値
+、2+、3+   医師との相談が必要です

尿タンパク
 ー、±     基準値
+、2+、3+   医師との相談が必要です
 

備考

基準値

今のところ異常はありません。
このまま、食事と運動を上手く生活に取り入れましょう。

生活習慣の改善が必要です

生活習慣病の境界域にいます。
進まないように生活習慣を改善(食事、運動、飲酒、喫煙)をしていきましょう!!

生活習慣の改善及び医師との相談が必要です

生活習慣病の疑いが強く、食事、運動、飲酒、喫煙などの習慣を改善するとともに、場合によっては、検査・治療を受けましょう!!

あなたの検査結果はいかがでしたか?

生活習慣より起こる病気は、早期に対処することができます。

健診を上手に活用し、自身の健康管理に役立てましょう。市には管理栄養士、保健師がおり、皆さんの健康づくりの応援をしています。健康に関するアドバイスをお気軽にご利用ください。

健康福祉部 健康づくり課 健康づくり室
〒413-8550 熱海市中央町1-1
電話:0557-86-6294 ファクス:0557-86-6297


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