静岡県民は野菜不足!?野菜のおかずプラス1皿のための工夫


ページ番号1001124  更新日 平成29年3月29日


健康のために野菜を1日に350グラム以上食べた方が良いことは、情報番組で取り上げられたり、1日分の野菜の栄養素を手軽に取れる商品が販売されたりご存知の方も多くなったようです。現在、野菜摂取の効果は脳卒中や大腸ガンなどの疾患リスクを下げるなど様々な研究がなされています。こういった研究結果からも野菜は食べたほうが良いことがわかります。

しかし、性別や年齢を問わず日本人は野菜摂取不足が続いています。静岡県で行われた「平成25年度 県民健康基礎調査」では静岡県民の1日の野菜摂取量は266グラムであり、100グラム近く目標量を下回っていることがわかりました。みなさんはしっかり350グラムの野菜を食べていますか?

実際に350グラムの野菜を食べるためには、小皿や小鉢に盛った野菜料理(=約70グラム)を最低でも1日に5皿食べる必要があります。つまり静岡県民においては、約1皿分の野菜が足りないといえます。まずは普段の食事に"プラス1皿"。

そのためのポイントを3点紹介します。

  1. 食事を抜かずにバランスの良い食事をとろう
    おにぎり・パンだけで食事を済ませることや1日の食事を2食や1食にしてしまうことで野菜を食べる機会が減るため野菜350グラムを食べることが難しくなります。食事は抜かず、主食・主菜・副菜の3皿をそろえる意識をしましょう。
  2. 調理方法を工夫して野菜をとろう
    野菜の加熱調理は生野菜を食べるよりもかさが減るので、多くの野菜を食べることができます。そうはいっても忙しい朝や帰りの遅くなった夜の食事の準備は面倒なことが大半です。その時におすすめなのが電子レンジを使った調理方法です。野菜の下処理が数分でできるため、忙しいときの食事の準備に最適です。
  3. 外食や食事を買ったときも一工夫しよう
    外食や食事を買って食べる機会の多い方は、付け合せの野菜もしっかり食べてプラス1皿にしましょう。メインディッシュと野菜を同時に食べると脂質や糖質の吸収を和らげるという報告もあります。野菜を使ったメニューを選ぶことが大切です。

普段の食事を振り返り今日から"プラス1皿"始めましょう。

健康福祉部 熱海市役所 健康づくり課 栄養士 高橋 果歩

平成28年3月 熱海新聞掲載


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