幼児のことばを増やす関わり方「身体づくり」と「心を育むこと」


ページ番号1001129  更新日 平成29年3月29日


皆さんは、子どもの発する言葉がどのように豊かさを増すかご存知ですか?言葉の発達には身体と心が深く関係しています。身体と心を育てることは、言葉の発達を促すことに繋がっています。

まず1番の基礎は身体づくりです。早寝早起きの規則正しい生活をすることで、子どもの身体の成長を促します。身体が成長し、発達に沿った十分な運動が出来るようになると、脳への良い刺激となります。
身体の次に基礎となるのは心です。心を育てるためには、家族と安定した関係を作ることが必要です。子どもに話しかけたり、一緒に遊んだり、楽しい時間を共有することで、安定した関係性が築かれます。そして、普段の生活や遊びの中で沢山の経験を積むことで、子どもの興味や考えが深まります。公園の砂や木、遊具などを触る・掴む・しがみつく・海やプールで泳ぐなど、身体や手先を使って遊んだ経験は、心を豊かにします。心が豊かになることで、沢山の物事や言葉に対する理解が深まります。

子どもと話す時のポイントも紹介します。例えば、子どもが飛行機を見つけたら、「飛行機が飛んでいるね。どこに行くのかな?」と、子どもが見ている物に大人も意識を向けて話したり、転んだ時に「○○ちゃん、転んで痛かったね」と、大人が子どもの気持ちを代弁して話したりすることで、子どもは「言葉で分かりあう」という経験を積んでいきます。これらの経験が、子どもの「言葉で伝えたい」という気持ちを育て、言葉の発達へと繋がっていきます。スマホやDVDなどに頼りすぎず、ぜひ子どもと直接触れ合う機会を沢山作ってください。その経験が子どもの心を育て、言葉の発達を促す手助けになります。

言葉の発達に心配のある方は、学校や保育園・幼稚園または、健康づくり課までご相談ください。

健康福祉部 健康づくり課 保健師 鈴木千晶

平成27年10月 熱海新聞掲載


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