ページ番号1001130 更新日 平成29年3月29日
認知症は誰でもなり得る身近な病気として知られています。厚生労働省によると、認知症の高齢者の数は2012年の時点で約462万人、認知症の前段階である「軽度認知障害(MCI)」も含めると、800万人以上と推計されています。
認知症の原因は様々ですが、原因となる病気の治療や生活習慣を見直すことなどによって発症の予防につながることが分かっています。認知症予防財団は、認知症予防のコツについて次のような10か条をあげています。
大事なことは、これらを継続することです。新しいことに挑戦したり、興味のあることを誰かと一緒にやってみたりと長続きできる工夫をしてみましょう。
認知症の前段階として、認知機能は低下しているが日常生活に支障がでていない「軽度認知障害(MCI)」というものがあります。もしMCIと診断されてしまったら、この時期に低下しやすい、過去に体験した記憶を思い出す「エピソード記憶」や、段取りを考え実行する「計画力」、複数のことを同時に行うとき適切に注意を配る「注意分割機能」など、脳機能を鍛えることで認知機能の改善につながります。
認知症は予防することで発症を防ぎ、治療によって進行を遅らせることができますが、残念ながら認知症に絶対ならない方法はありません。認知症発症のリスクを少しでも減らし、いつまでもイキイキと過ごせるよう、予防法を実践してみてはいかがでしょうか。
健康福祉部 健康づくり課 保健師 井ノ口 壮二郎
平成27年9月 熱海新聞掲載
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