ページ番号1001131 更新日 平成29年3月29日
去る6月12日に、MOA美術館能楽堂で長野県の諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生の講演会を開催しました。テーマは「生きているってすばらしい〜命・健康・介護・絆を考える〜」。先生の生い立ち、医師として積んだ経験などから感じた長生きの秘訣をお話いただきました。
「男性が女性に比べ短命なのは、幸せホルモンと言われているセロトニンが少ないからかもしれない」と切り出し、「セロトニンは人を褒めたり、感動することで増えます。今日から男性は奥さんの料理を美味しいと褒めましょう。自分も長生きできるし、奥さんの機嫌も良くなるし、料理がもっと美味しくなるかも」と聴衆者の笑いを誘いました。
さらに、長生きの秘訣を7つご教授いただきましたので紹介します。
1つ1つはさほど難しいことではないかもしれないけれど、意識をしていないと継続できないことばかりです。しかも、4つは食に関すること。毎日の食事を工夫して食べることが健康で長生きに繋がります。
講演の終盤は絆について語りました。先生が訪れた町や人の映像をバックに、「人は、絶望の淵に立たされたときでもたった一人の理解者がいれば、乗り越えられるのです」「人は自分が一番の生き物です。でも、1%だけでも他人の事を考えることができたら、もっと住み易い世の中になる」と。困ったときは、周りの人に相談でき、必要なときは手を貸してもらえる、そんな絆がある街が理想です。人を想う優しさが地域の住みやすさに繋がり、その土地で生きがいを持って生活できるようになると思います。その実現を目指し、日々セロトニンを増やし、7つの健康長寿の秘訣を実践していきましょう。
健康福祉部 健康づくり課 保健師 佐藤真由美
平成27年7月 熱海新聞掲載
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